wataitoya

―綿を育てて 紡いでいます―

 緑綿

緑綿のアルカリ浸水実験の結果から

「緑綿の色」動画の中の字幕の間違いを発見しました。下の画像が正解。大変失礼いたしました!(動画は後から修正ができなくてモヤモヤ) 動画のなかで使用した糸は4種類。 2019年産暗所保管の綿でカードをせずに紡いだ糸 2019年産暗所保管の綿でカードをかけ…

緑綿の色についての動画(追記あり)

最初は緑綿全般、栽培や紡ぎ方についての動画を作るつもりでした。 が、すごーく長く、大変になりそうだったので、とりあえず今回は、繊維の色についての動画になりました。 そしたらほとんど既に記事にしている内容のような…?ブログの動画化? まあ情報が…

今年の殻付き実綿販売はありませんが…

ウチの畑は不作のため、そこそこの大きさでキレイ目な殻付き実綿は、今年はこれしか採れませんでした。 右側ような、立派な茶綿はあるのですが、これはトルファンとタナ綿の茶。 どちらもまだ自家採種で栽培し始めて3年くらいだし、ちょっと心配な品種でもあ…

みどり綿の木の定点観察2020 になるかも

2020.8.1撮影 「綿の開花」動画内にもいれた画像です。 白花・緑木の、緑綿の花。 緑綿の白花・赤花の違いについては、こちらの記事をどうぞ。 「緑綿の赤木・緑木」 2枚目の画像は、1枚目と同じ木の、約一週間後に撮影しました。 ちょっと角度が違ってしま…

綿繰り動画の補足 洋綿の綿繰り

(追記・洋綿と和綿の違いについての記事はこちら) 先日投稿した、綿繰りについての動画への補足です。投稿した時の記事はこちら。 いわゆる洋綿―和綿以外の繊維が長くて多めの綿が、綿繰りしにくいと感じている方に向けて、少しでも綿繰りしやすくするための…

つぼみ発見

約10日前、7/3の大島和綿と緑綿です。 これで大体20~30cmですかね。葉もほぼカエデ葉になって立派になってきました! この時、小さなつぼみを発見していましたが、10日後の7/13は、こんな感じ(3枚目)。 上2枚の大島とは別の和綿です。大島はほぼ緑だけど、…

綿とタネを分ける方法で、繊維が変わる…綿繰り器の利点のような欠点のようなこと

綿繰り器といえば、綿のタネ採りが楽になる、早くできる、キレイに繊維とタネに分けられるというとっても便利な道具です。 でも、この「キレイにとれる」ということが、あまりよろしくない場合もあります。 繊維を全部丸ごと根こそぎ… この画像は綿繰り器で…

緑綿の黒いつぶつぶ

先日書いた、「和綿のつぶつぶ」という記事に関連して、 今度は緑綿のつぶつぶの話。 といってもこれは違うもの? 和綿のつぶつぶはタネのなりそこないのようでしたが、緑綿に混ざってる黒いつぶつぶ、小さな長細いモノは、タネの一部・破片ではないかと思い…

2月の畑

ひと月以上ぶりの畑。綿の実が開いて、繊維が吹いているけど、タネも繊維も未熟なのが混ざっているので、この時期の収穫物は全部自分用。 それにひと月の間に雨も当たっているだろうし、綿も埃で汚れてる。一見汚れているように見えないけど、触ると手触りで…

綿繰りの前に

カテゴリ<栽培方法>のなかの、綿の育て方2~開花以降という記事内、<開絮(かいじょ)>の項目の後、「綿繰り」の記事の前、辺りのお話。 まず畑で、大まかに翌年播種用として可・不可に分けて収穫。実や木の状態で判断。 未熟なまま開いた実や歪な実は、…

緑綿の赤木緑木

必ずしも同じものが同じようにできるわけではないのが植物。 緑綿の畝に、赤い花でない花が咲いているのに気づいたのは7、8年前。 茶綿でも混ざってしまったのかなと思ったが、開いた実は緑。茶でもカーキでもなかった。 [caption id="" align="aligncenter…

スピパ終了

今年もご来場有難うございました!おかげさまで小冊子も予想よりご購入いただき、嬉しい限り。ですが、感想が気になる…お時間ありましたら、ご意見などお待ちしておりますm(_ _)m 緑綿の起源について何人かの方から質問がありましたが、このような記事が見つ…

綿のまま紡ぐ動画

毎年の収穫分で記録用の布を織っています。2017年収穫の布の記事はこちら。それ以前はサイドバーの検索「年の布」で(追記2.24タグ「その年の布」からも)。2018年収穫分も作る予定で、そのついでに動画も撮ってみました。特別な道具がなくても綿は紡げる、と…

緑綿の色の変化 5年経過後の処理

スピパ出店初期から展示していた、緑綿の色を変化させる実験をした糸。 画像左が、2012年収穫の綿で2013年に紡いだ糸で、同年にアルカリ、酸、ベランダ放置などの処理をしたのでした。 5年経った今でもこの糸たちをアルカリ処理すれば緑の色を濃く出来るの…

はじめての場所で綿つむぎの会

いつもと違う場所、違う雰囲気。そんな今回、参加された方はお二人とも遠方から申し込んでいただいて、恐縮(嬉しい)。 初体験な方は、コツをつかむのが早くてスムーズに紡げていましたし、数年前に参加されて今回二度目の方もさすがに紡ぐのは問題なし。 …

緑綿の色の変化

「緑綿ばらえてぃ」の記事では、さまざまな実の色をご紹介しましたが、こちらは、その色の変化についての記事です。 日照か酸化か経年のためかは不明ですが、ただこういう現象があるということと、人の手で(酸とアルカリで)色を変化させることについてご紹介…

緑綿ばらえてぃ

緑綿を栽培して約10年。ウチの緑綿だけなのかどうか判りませんが、いろんな緑のバージョンの実ができます。その一部をご紹介。 ちなみにタネはいつもスタンダードな緑の濃い色の実のタネを選抜して播いています。後述の変った色のタネを播いても、必ずしも…

緑綿 記事タイトル 最新30件

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緑綿

​(以下は私の栽培している綿についてのデータです。同品種でも栽培地・方法・年によって質の違いがあると思います) Contents ウチの緑綿のタネの出所緑綿の実の大きさ・繊維の長さなど緑綿の成長の様子緑綿の花緑綿の実 ウチの緑綿のタネの出所 2008年にオ…

緑綿発見

おかけざまでスピニングパーティで完売した緑綿の実綿でしたが、このたび、棚の奥の方にしまいこんでいたものが発見されました(汗)。2016年産ですので、一年古いものですが、種も綿も両方使う方にはよいかもしれません。creemaにて再販しています。来年播種…

発芽実験後の緑綿・開絮

開花は8月8日頃、一番最初に開花した実が、昨日25日に開きました。畑の緑綿と同じように、しっかり緑。光の加減でそうは見えないかもしれませんが(汗)。 ディスプレイなどに使用するためなどで、殻ごと収穫する場合でも、殻のまわりのガクは取り除いてい…

浸水発芽実験後の綿 その後2

前回の画像はこちら。木の大きさなどはそれほど変わらず。前回は開きそうな蕾がひとつだけでしたが、今現在、既にいくつかの花が開花、結実しています。 木は40cm程度の高さで実はそれぞれ2~4個。畑の木と比べると、木の大きさも、葉の大きさも、花も実…

発芽実験の後

先日の浸水発芽のあと、発根して土に埋めたものは、双葉まで開いたのを確認できたのは8つでした。発芽後、1つ枯れ、今は7つ成長中。土から顔を出すとき、種をかぶって起き上がってきたのが多かった気がするけど…そういう傾向があるのか、それとも気のせい…

実験

タネを購入頂いた方からのお問合せがあり、浸水発芽の実験をしてみました。 折りたたんで湿らせたキッチンペーパーにタネを置いて、上から一枚でフタしました。 [caption id="" align="aligncenter" width="400"] 左 5/24 18時 右 5/26 14時[/caption] [capt…

情報モトム

最近二箇所で「在来種の緑綿」という表現を見聞きしました。 「在来種」という言葉がどういう意味で使われたのかは不明です(「オーガニック」同様、曖昧な言葉なのでできるだけ広まらないで欲しい)。 本当に、いわゆる和綿と同じように、約5百年程度、日本で…

栽培中の綿と種の比較一覧(随時更新)

2021年現在、わたいとやが栽培している綿の一覧です。 画像は収穫した実のなかで、大きめで充実した感じの実を選んだもの。収穫年による差・個体差などあります。そうした違いについては、それぞれのカテゴリをご覧ください。 当り前ですが植物なので、必ず…

緑綿、白くなる

昨年から、緑綿に白が混ざり込むようになりました。それまでの三年間は、実の外側の緑が薄く、キナリのようになっても、ここまでハッキリ白はありませんでした。昨年収穫した白混じりの種を今年、緑とは別に数株栽培してみたら、白混じりと緑の両方がなりま…

緑系 SP用

緑の綿は残りわずかなので、スピニングパーティには持っていけないな、と思っていましたが、その残りわずかな綿を少しだけ篠巻にしました。見本に紡いだ糸はこんな感じ。白や茶と混ぜて嵩増し。でも、このくらいの色が好み。緑の綿はそれだけだとキレイすぎ…

グレーがかった緑綿比較

収穫後期になぜかグレーがかった緑綿が登場します。画像は、緑綿3:赤茶綿1:白和綿1で混ぜて紡いだ綛。 その後、中央はクエン酸溶液に、左はアルカリ溶液に浸しました。右はそのまま。どれも実物は若干暗めの色です。緑綿はツヤがあるせいか、どうしても…

緑綿実験1

自分用の緑綿マフラーでちょっと実験。 まず普段洗濯や布ナプキンに使っている炭酸塩(アルカリ性)をほんの少し溶かして、端から5cm程度を浸しました。約1時間後、今度はリンス等につかっているクエン酸(酸性)溶液を薄めて、端から3cmの辺りまで漬けまし…