和綿には、茎や苞が赤みを帯びる 赤木 と、緑色の 緑木 の2タイプがあります。8月以降は見分けにくくなるため、観察するなら梅雨〜7月・8月初旬がおすすめです。
赤木と緑木の見分け方
もっとも分かりやすいのは 葉裏の葉脈の色。 日陰になる部分なので、年による赤みのブレが少なく、判別しやすいです。
ただ…
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日照不足の年は赤木でも赤みが薄くなる
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緑木でも強い日差しで赤みが出る
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秋は紅葉でどちらも赤くなる
といったことがあるので、判りにくくなります。
畑との相性について
私の乾燥気味の畑では、赤木の方が育ちやすい印象があります。 一方で、他の畑では緑木がよく茂る例も多く、ベランダ栽培では緑木の大島が非常に元気に育ったこともありました。
なぜ赤くなるのか(推測)
日当たり側だけ赤くなるのは、紫外線でアントシアニンが増えるためとされています。 研究では、赤くなる遺伝子の「スイッチ」には
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光でオンになるタイプ
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常にオンのタイプ がある
ことが判っているらしく。赤木は後者に近いのかもしれず、日陰でも赤みが出るため葉裏の判別がしやすいのだと思われます。
ウチの畑で確認できた和綿の傾向

※あくまで私の畑での観察の様子です。種子も厳密に管理されたものばかりではないので、必ずしも正確な品種とも限らないかと思います。
皆さんの育てている和綿はどちらのタイプでしょうか。よかったら育てている和綿と色を教えてくださいね!
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補足
動画では「うちの畑は乾燥気味で厳しめの環境なので、赤木の方が合ってるのかも」という話をしましたが、これだけだと「じゃあとりあえず赤木を育てれば良い」という結論に聞こえてしまいそうなので、少し補足します。
これはあくまで「うちの畑での育てやすさ」と「私の選択」の話であって、収穫量や繊維の質はまた別の軸だと思っています。例えば大島は、繊維の評価が高いと何かで読んだ覚えがあります(記憶違いだったらすみません💦)。昔の人たちも、育てやすさだけでなく、収穫量や繊維の質を求めて、それぞれの土地でそれぞれの綿を栽培し続けてきたんだと思うんですよね。
それから、調べていく中で「常時オンタイプは、それはそれで別の負担を抱えている」という説も見かけました。ただこれは、自分の畑で実際に確認・観察できたことではないので、動画では取り上げませんでした。情報として、まだ自分の中で確信が持てていない、というのが正直なところです。
そんなわけで、「育てやすさだけで言えば赤木」とハッキリ言い切るのは、ちょっとためらいがありまして。
そもそも、人は何かを栽培するとき、育てやすさだけで選ぶわけじゃないですよね。緑綿なんて、生産効率で言ったら全然良くないんです💦それでも私は、一番広い面積で緑綿を栽培してきました。「緑綿は難しいよ」と言われたとしても、やりたい人はやればいいと思っています。
私自身は、繊維の良し悪しを見極める目がまだなくて、正直判別ができません。だから「ウチの畑との相性はよくないけど、大島の繊維はよかったですよ」と自信を持って勧めることができないんですね…。それに私が採種するときに一番欲しいのは、繊維の質や収穫量より先に、生命力の強いタネ。そういうこともあって(&乾燥地)、私は赤木をメインに育てている、という話でした。
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